
荷物が届いたとき、無心で潰したくなるあの「プチプチ」。 フリマアプリの発送や引越しの準備で、「あのプチプチしたのが欲しいけれど、お店で何て聞けばいいの?」「そもそもどっちが裏でどっちが表?」と迷ったことはありませんか?
実は、私たちが普段呼んでいる「プチプチ®」は、ある特定の会社の登録商標なのです。
この記事では、梱包資材の専門店であるBoxBank(ボックスバンク)が、プチプチ®の一般名称から、商品を守るための「プロの包み方」、そして意外と知らない「捨て方」までを分かりやすく解説します。
これを読めば、もう梱包で迷うことはありません。大切な荷物を守るための知識を身につけましょう。
「プチプチ®」の正体とは?
多くの人が当たり前のように「プチプチ®」と呼んでいますが、その正体について詳しく知る機会は少ないかもしれません。
ここでは、まずその正式な名前や、「プチプチ®」と呼ばれるようになった理由を見ていきましょう。
この知識は、商品を探すときや、誰かと梱包について話すときに役立ちます。
正式名称は「気泡緩衝材」。「プチプチ®」は登録商標
私たちが普段使っている「プチプチ®」の正式な名称は、「気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)」と言います。
その名の通り、気泡によって衝撃を和らげる素材、という意味ですね。
そして、「プチプチ®」という親しみやすい呼び名は、実は1994年に川上産業株式会社が登録している商標(登録番号 第2622392号)なのです。
あまりにも有名になりすぎたため、セロハンテープ(ニチバン)やホッチキス(マックス)のように、一般名称のように使われています。
なぜ「プチプチ®」?由来とその他の呼び名一覧
「プチプチ」という名前の由来は、皆さんも想像がつくかもしれません。
そうです、あの気泡を指で潰した時の「パチパチ」「プチプチ」という音の響きや、プチプチという音で感触が伝わるため「プチプチ®」という名称になったようです。
この直感的で分かりやすいネーミングが、多くの人に愛される理由の一つです。
ちなみに、他のメーカーからは異なる名称で販売されており、以下のような呼び名もあります。
- プチプチ® : 川上産業株式会社
- エアキャップ(Air Cap) : 酒井化学工業株式会社
- エアセルマット : 株式会社和泉
- キャプロン : 株式会社ジェイエスピー
当社では、「えあるん」という名で気泡緩衝材を販売をしております。
お店や通販サイトによってはこれらの名前で売られていることもあるため、覚えておくと商品を探す際に役立ちます。
豆知識:8月8日は「プチプチの日」に制定されている
さらに面白い豆知識として、毎年8月8日は「プチプチの日」という記念日に制定されています。
これは、気泡の丸い粒が数字の「8」がたくさん並んでいるように見えることと、気泡を潰す音「パチパチ」の語呂合わせに由来しているそうです。
この記念日を制定したのは、川上産業株式会社です。
私たちの生活に身近なプチプチ®に、このような遊び心のある記念日があるのは興味深いですね。
気泡緩衝材に裏表はある?
「気泡緩衝材にで包むとき、ツルツルした面とボコボコした面、どっちを内側にするのが正しいの?」
これは、多くの人が一度は悩むポイントではないでしょうか。
粒の凸凹(とつおう)面を「内側」にして包むのが基本
長年の疑問に、まず結論からお答えします。
気泡緩衝材は、気泡のある粒を包みたい品物側、つまり「内側」に向けて包むのが基本的な使い方です。
なぜなら、この方法が気泡緩衝材の気泡の特性を活かし、衝撃を効果的に吸収できるからです。
もちろん、例外的な使い方もありますが、まずはこの基本をしっかりと覚えておきましょう。
凸凹を内側にするメリット:衝撃吸収効果を最大化する
では、なぜ凸凹面を内側にするのが良いのでしょうか。
それには、主に2つの理由があります。
- 外部から衝撃が加わった際、気泡が直接その衝撃を受け止め、クッションの役割を果たすため、緩衝効果が最も高まります。
- 凸凹面が品物の表面にフィットしやすいため、梱包材の中で品物が動いてしまうのを防ぐ効果があるのです。
これにより、輸送中の揺れによる擦り傷などからも守ることができます。
あえて凸凹を外側にするケース
基本は「凸凹が内側」ですが、あえて外側にする方が良いケースも存在します。
- 封筒に入れるとき:粒を外側にすると、封筒への滑りが良くなり入れやすくなります。
- 電子基板:表面に細かい突起があるものを包む場合、粒による引っ掛かりが軽減されます。
- ビンなどのガラス製品:粒の跡が商品に残るのを防ぎたい場合や、装飾箱をきれいに見せたい場合は平らな面を内側にします。
また、平らなツルツルした面を内側にすると、品物へのフィット感が高まる場合もあります。
包むものの特性を考えて、使い方を工夫することが大切です。
当店では長形3号用の袋を2層 粒外 で取り扱っております。

オーダーメイドでも、粒外の作成が可能です。
「2層」と「3層」の違い
気泡緩衝材には、2層、3層の層の種類があります。

2層タイプ:片面が平らで、片面が粒。柔らかく、あらゆる形状になじみます。
3層タイプ:粒を平らなシートでサンドイッチした構造。両面とも平らで、粒が引っ掛かりづらく梱包がスムーズです。
用途に合わせて、材質の選択がおすすめです。
当店の商品は3層品を取り揃えております。
これで完璧!プロが教えるキレイな梱包のコツ4選
裏表の使い方をマスターしたら、次はワンランク上の梱包テクニックを身につけましょう。
ちょっとしたコツを知っているだけで、見た目も美しく、より安全に荷物を送ることができます。
- 商品と気泡緩衝材の間に隙間を作らない
品物を包む際は、たるみができないように少し引っ張りながらぴったりとフィットさせるのがコツです。
隙間があると、その部分の保護効果が薄れてしまいます。 - 壊れやすい角や突起は二重に巻く
食器の取っ手や置物の角など、特に衝撃に弱い部分は、気泡緩衝材を小さくカットして部分的に補強してから全体を包むと、より安全性が高まります。 - テープで複数箇所をしっかり固定する
気泡緩衝材の合わせ目は、透明なOPPテープなどで数カ所しっかりと留めましょう。
輸送中にはがれてしまわないように、縦と横に十字にテープを貼るのも効果的です。 - 商品サイズに合わせて無駄なくカットする
大きすぎる気泡緩衝材は箱の中でかさばり、逆に不安定になる原因となります。
品物を一巻きできる程度の適切なサイズにカットしてから使いましょう。
気泡緩衝材は、どこで手に入れる?種類と賢い選び方
いざ気泡緩衝材が必要になったとき、「どこで買えばいいんだろう?」と迷うことがあります。
実は、購入場所によって品揃えや価格が大きく異なります。
ここでは、少量だけ欲しい場合から、お得にたくさん手に入れたい場合まで、目的に合わせた最適な購入場所をご紹介します。
また、用途に合わせた気泡緩衝材の選び方も解説するので、購入で失敗することもなくなります。
【少量の気泡緩衝材なら】ダイソー・セリアなど100均やホームセンター
「メルカリで売れた商品を1つだけ送りたい」「急に梱包が必要になった」といった場合には、100円ショップやホームセンターが便利です。
ダイソーやセリアといった100均では、使い切りやすいシート状のものが手に入ります。
また、カインズやコーナンなどのホームセンターなら、もう少し大きいサイズやロールタイプも見つかるでしょう。
手軽にすぐ手に入るのが最大のメリットですが、種類が限られていることや、大量に使う場合はネット通販に比べて割高になることもあります。
【種類と安さで選ぶなら】ネット通販が圧倒的におすすめ
引っ越しや、フリマアプリでの出品を頻繁に行うなど、ある程度の量の気泡緩衝材が必要な場合は、ネット通販での購入が断然お得です。
Amazonや楽天市場、専門の通販サイトでは、大容量のロールタイプがで販売されています。
さらに、静電気を防ぐタイプや、粒がハートの形をした可愛いプチプチ®、再生原料を使用したエコなタイプなど、実店舗では見かけないような様々な種類から選べるのも大きな魅力です。
重くてかさばるロールも自宅まで届けてくれるので、買い物の手間も省けます。
失敗しないプチプチ®の選び方【用途別早わかり表】
粒の大きさや構造に違いがあり、包むものによって最適なタイプが異なります。
購入してから「思ったより薄かった」「大きすぎて使いにくい」とならないために、以下の表を参考に選んでみてください。
| 梱包するもの | おすすめの粒サイズ | おすすめの構造 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アクセサリー、CD、本など | 小粒 (直径約7mm) 【#20】 通常粒 (直径約10mm) 【d37】 | 2層タイプ | しなやかで小さなものや複雑な形状にもフィットしやすい。 |
| 食器、瓶、化粧品など | 通常粒 (直径約10mm) 【2層 d37~d42】 【3層 d37L~d42L】 | 2層または3層タイプ | 最も標準的で汎用性が高い。割れ物は3層だとより安心。 |
| PC、家電 | 通常粒 (直径約10mm) 帯電防止タイプ 【P-d37L】 | 3層タイプ | 帯電防止機能があり、精密機器に最適。 |
| 箱の中の隙間埋め | 大粒 (直径約20mm) 【#60、#80】 | 2層タイプ | 少ない量で効率的に隙間を埋めることができる。 |
意外と知らない?気泡緩衝材の正しい捨て方と環境への配慮
無事に荷物を送り出したり受け取ったりした後、残るのは使い終わった気泡緩衝材です。
皆さんはいつもどうやって捨てていますか?
実は、正しい分別方法を知らないと、環境に負担をかけてしまう可能性があります。
ここでは、梱包作業の最後のステップとして、気泡緩衝材の正しい捨て方と、私たちができる環境への配慮について解説します。
基本は「プラスチック製容器包装」!自治体のルールを確認しよう
気泡緩衝材はポリエチレンというプラスチックでできているため、多くの自治体では「プラスチック製容器包装」として分別されます。
商品が入っていた袋や、カップ麺の容器などと同じ区分ですね。
「プラマーク」が付いているかどうかが一つの目印になります。
ただし、自治体によっては「可燃ごみ」や「不燃ごみ」に指定されている場合もあります。
間違った分別をしないためにも、必ずお住まいの市区町村のホームページや、配布されているゴミ分別のパンフレットでルールを確認することが大切です。
環境のためにできること|リサイクルや代替品という選択肢
ゴミとして捨てる以外にも、環境負荷を減らすためにできることがあります。
例えば、一部のスーパーマーケットでは、店頭に回収ボックスを設置し、きれいなプチプチ®を資源としてリサイクルする取り組みを行っています。
もし近所にそうした場所があれば、積極的に利用すると良いでしょう。
また、最近では再生プラスチックを原料にしたエコなプチプチ®や、古紙を再利用した紙製の緩衝材も増えています。
これから梱包材を購入する際には、そうした環境に配慮した製品を選ぶことも、未来の地球を守るための大切な一歩になります。
よくある質問(Q&A)
ここでは、お客様からよくいただく質問にお答えします。
Q1. 気泡緩衝材に裏表以外の向きはありますか?
A1. 基本的に通常粒の場合、上下左右の決まりはありません。(特殊粒を除く)ロールから切り出す際は、カッターやハサミを使ってまっすぐ切ると梱包の見栄えが良くなります。手でちぎると切り口が伸びてしまい、見た目が悪くなるので注意しましょう。
Q2. 再利用しても大丈夫ですか?
A2. 自分用の収納や、親しい友人への発送なら再利用(リユース)もOKです。ただし、フリマアプリの取引相手などへ送る場合は、破れなどがないものを使うことをおすすめします。空気が抜けている中古品などを利用し、「梱包が雑だ」と悪い評価につながるリスクがあります。
Q3. 静電気が起きない気泡緩衝材はありますか?
A3. はい、あります。「帯電防止タイプ」と呼ばれるもので、ピンク色に着色されていることが多いです。PCパーツや精密機器を包む際は、静電気による故障を防ぐためにこのタイプを選びましょう。
まとめ:気泡緩衝材を使いこなし、安心・丁寧な梱包を!
今回は、気泡緩衝材に関する様々な情報をお伝えしました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。
この記事で得た知識があれば、梱包作業で迷うことは少なくなるはずです。
正しい知識は、大切な荷物を守るだけでなく、受け取る相手への心遣いにも繋がるでしょう。
ぜひ、次の梱包から実践して、安心で丁寧な荷造りを実現してください。
高品質で安価な気泡緩衝材やダンボールをお探しなら、ぜひ梱包材の専門通販サイト「BoxBank(ボックスバンク)」をご利用ください。
豊富な品揃えで、あなたの梱包作業をしっかりとサポートします。






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