
プチプチがないけれど、今すぐ荷物を梱包して送りたい。そんなときは、家にあるもので緩衝材(梱包材)の代わりが作れます。新聞紙やタオル、ビニール袋など、身近なもので十分カバーできる場面は多いです。
ただし、すべての荷物が代用品で安全に送れるわけではありません。割れ物や精密機器は、専用の緩衝材を使ったほうが結果的に安く済みます。緩衝材で厚みが増えて送料の区分が上がると、かえって損をすることもあるからです。この記事では、代用品12選とその使い方、そして代用NGな場面までを正直にお伝えします。
新聞紙やタオルで代用する具体的な方法から、厚さで送料が変わる落とし穴、緩衝材を安く買うコツまで、この1本で迷わず選べる内容です。
割れ物の発送に役立つプチプチ・梱包材はこちら
袋は用途別(食器用・帯電防止)、ロールはまとめ買いで割安
プチプチ袋を探す(食器用・帯電防止など用途別) →プチプチロールを探す(大量・自由カット対応) →用途に合わせて選べます。まとめ買いで1mあたりが割安に。
- 新聞紙・タオル・ビニール袋など、家にあるもので緩衝材の代わりになるもの12選
- 代用品それぞれの使い方と注意点(インク移り・厚みで送料が上がる落とし穴)
- 割れ物・精密機器など、代用NGで専用プチプチを使うべき場面の見分け方
- プチプチを安く買うコツ(100均・ホームセンター・ネット通販の使い分け)
そもそも緩衝材の役割とは?代用前に知っておきたいこと
緩衝材を代用する前に、まず何のために緩衝材を使うのかを押さえておきましょう。役割がわかれば、代用品で足りるかどうかを自分で判断できます。
緩衝材(梱包材)の役割は、大きく3つあります。衝撃を吸収する、商品を箱の中で固定する、水濡れから守るの3点です。配送中の落下や振動から中身を守るのが主な目的になります。
具体的にイメージするとわかりやすいです。たとえば、ガラスのコップを送るなら、落下の衝撃をやわらげる吸収の役割が要ります。アクセサリーや小物を複数まとめて送るなら、箱の中で商品が踊らないように固定する役割が必要です。雨の日の宅配や、結露しやすいものを送るなら、水濡れを防ぐ役割が効いてきます。
この3つの役割を満たせるなら、代用品でも問題ありません。逆に、衝撃吸収が足りなかったり、隙間で商品が動いてしまったりすると、破損リスクが一気に高まります。代用品を選ぶときは、役割を満たせているかを基準にしてください。
つまり、軽い雑貨なら新聞紙でも十分ですが、割れ物には吸収力の高い緩衝材が必要になる、という判断につながります。次の章で、具体的な代用品を一覧で見ていきましょう。
【一覧】緩衝材の代わりになる身近なもの12選
ここでは、緩衝材の代わりになる身近なものを12個まとめて紹介します。まずは一覧表で、代用品と適した商品、注意点をひと目で確認してください。
| 代用品 | 適した商品 | 注意点 |
|---|---|---|
| 新聞紙・チラシ | 軽い雑貨 | インク移りに注意 |
| タオル・布 | 食器・割れ物 | かさばる |
| ビニール袋・ポリ袋 | 防水したいもの | 衝撃吸収は弱い |
| ラップ | 固定・防水 | 単体では緩衝が弱い |
| ダンボールの端材・厚紙 | 隙間埋め | 角の保護に向く |
| ティッシュ・キッチンペーパー | 小型アクセサリー | 大物には不向き |
| スポンジ | 小物・割れ物の角 | 量の確保が難しい |
| シュレッダーで裁断した紙 | 隙間埋め | 個人情報に注意、袋に入れて使う |
| お菓子(ポップコーン等) | 隙間埋め(話題性) | 食品ゆえ匂い・衛生に注意 |
| 紙袋 | 丸めて隙間埋め | 強度は低め |
| クッション封筒 | 小物の発送 | 厚みでネコポス超過に注意 |
| 食器棚シート | 食器類 | 滑り止めを兼ねる |
このうち、特に使う機会が多い4つ(新聞紙、タオル、ビニール袋、ダンボール端材)は、このあとのH3で使い方を詳しく解説します。残りの品目も、表の注意点を守れば十分に役立ちますので、後半でそれぞれ短く補足します。
代用品はあくまで応急的な手段です。割れ物や精密機器を本格的に送るなら、専用のプチプチが安心ですので、まずは選択肢の一つとして覚えておいてください。

新聞紙・チラシ:定番の代用品(くしゃくしゃ丸めが基本)
新聞紙とチラシは、最も手軽な緩衝材の代わりです。コツは、平らに使うのではなく、くしゃっと丸めて空気の層を作ることにあります。
丸めた新聞紙を箱の底や商品の周りに詰めると、空気がクッションになって衝撃をやわらげます。商品を包んでから隙間に詰めれば、固定の役割も果たせます。マグカップや缶などの軽い雑貨、割れにくい小物、衣類なら、これだけで十分です。たとえば1個のマグカップなら、新聞紙2〜3枚を丸めて底と四方に詰めるイメージです。
注意したいのはインク移りです。白い陶器や布製品、紙箱に直接触れると、印刷インクが付着することがあります。実際に白いスニーカーを新聞紙で直に包んでインクが移ってしまう、といった失敗が起こりがちです。心配な場合は、商品をビニール袋に入れてから新聞紙で包んでください。
また、濡れた新聞紙は厳禁です。湿気で商品が傷んだり、強度が落ちて緩衝の役割を果たせなくなったりします。必ず乾いた状態のものを使いましょう。
タオル・布:食器・割れ物の保護に
タオルや布は、厚みがあり衝撃吸収力が高いのが特徴です。代用品の中では、割れ物の保護に最も向いています。
使い方はシンプルで、商品をタオルで包む、または箱の底に敷きます。食器やコップは1枚ずつ布で包むと、商品同士がぶつかって割れるのを防げます。古いタオルやハンカチ、Tシャツでも問題ありません。たとえば皿を数枚送るなら、1枚ずつタオルやハンカチで包み、皿と皿の間にも布をはさむと安心です。
ただし、タオルや布はかさばりやすい点に注意が必要です。包みすぎると箱が大きくなり、結果として配送サイズや厚さが上がってしまいます。たとえばタオルでぐるぐる巻きにして厚さ3cmを超えると、ネコポス(らくらくメルカリ便・全国一律210円)の規格を外れ、自動で宅急便60サイズ(750円)として計測されます。差額は540円以上で、緩衝のために送料が高くついては本末転倒です(2026年6月時点。料金・規格は改定される場合があります)。商品が動かない最小限の厚みで包むのがコツです。厚みが出てしまうなら、後述の宅急便コンパクトに切り替えるほうが安く収まることもあります。
ビニール袋・ラップ:防水・固定むき
ビニール袋やラップは、衝撃吸収よりも防水と固定に向いた代用品です。雨や水濡れから中身を守りたいときに役立ちます。
ビニール袋は、商品を入れてから箱詰めすることで外装の防水になります。空気を入れて口を縛れば、即席のエアクッションとしても使えます。ラップは商品を箱の中で固定したいときや、複数のものをまとめたいときに便利です。たとえば化粧品のボトルを送るなら、まずビニール袋で液漏れ・水濡れ対策をしてから、新聞紙で包むと安心です。
注意点は、どちらも単体では衝撃吸収が弱いことです。割れ物をビニール袋やラップだけで送るのは避けてください。新聞紙やタオルなど、吸収力のある代用品と組み合わせて使うのが安全です。
ダンボールの端材・厚紙:隙間埋めと角の保護に
ダンボールの端材や厚紙は、隙間埋めと角の補強に使える代用品です。通販で届いた箱の余りなどを取っておくと、いざというときに役立ちます。
使い方は2通りあります。1つは、箱の隙間に立てて詰めて商品が動かないようにする方法です。もう1つは、商品の角に当てて補強する方法で、本やアルバム、額縁など角が傷つきやすいものに向いています。たとえば本を送るなら、本の四隅に厚紙を当ててから包むと、角つぶれを防げます。
注意点は、汚れや臭いのある端材は使わないことです。受け取った相手の印象が悪くなり、フリマでは評価に響くこともあります。きれいな状態のものだけを使いましょう。なお、自宅で出た通販の箱の端材は再利用できますが、後述する宅急便コンパクトの専用箱は一度限りで再利用できない点に注意してください。
その他の代用品8選:短評と使いどころ
主要4品目以外にも、家にあるもので使える代用品があります。一覧表の8品目について、使いどころと注意点を短く補足します。
- ティッシュ・キッチンペーパー:指輪やピアスなどの小型アクセサリーを軽く包むのに向きます。クッション性は弱いので、大物や重いものには使わないでください。
- スポンジ:未使用の新品スポンジは、小物や割れ物の角に当てると衝撃をやわらげます。1個ずつでは量が確保しにくいため、ピンポイントの保護向きです。
- シュレッダーで裁断した紙:丸めた紙の代わりに隙間埋めとして使えます。個人情報が読み取れないよう細断し、袋に入れてから詰めると散らばりません。
- お菓子(ポップコーン等):話題づくりで隙間埋めに使う人もいますが、食品なので匂い移りや衛生面に注意が必要です。割れ物の保護には向きません。
- 紙袋:丸めて隙間埋めに使えます。強度は低めなので、重いものの固定には不向きです。
- クッション封筒:小物の発送に手軽ですが、中身に厚みが出るとネコポスの厚さ3cm以内(2026年6月時点)を超えやすく、宅急便扱い(750円)になる場合があります。厚さは必ず確認してください。
- 食器棚シート:クッション性と滑り止めを兼ねるため、食器を包むのに向きます。1枚ずつ食器に巻くと、ずれ防止にもなります。
これらは応急的な使い方が中心です。繰り返し割れ物を送るなら、専用品のほうが結局は手早く安全です。
代用品を使うときのコツと、やってはいけないNG例
代用品で梱包するときは、いくつかのコツを押さえると失敗が減ります。ここでは、安全に送るための基本と、避けたいNG例を整理します。
梱包の基本は3つです。商品に合った適切な大きさの箱を選ぶこと、重いものを下に入れること、隙間を作らないことです。箱が大きすぎると中で商品が動き、隙間が多いほど破損しやすくなります。
適切な大きさの箱選びは、緩衝材以上に大切です。商品にぴったりのサイズなら、必要な代用品の量も減り、厚さや配送サイズも抑えられます。箱のサイズ選びに迷ったら、メルカリのダンボールはなんでもいい?最適サイズの選び方もあわせて参考にしてください。大きめのダンボールが必要なときは、大きいダンボールのサイズと選び方も参考になります。
一方で、やってはいけないNG例もあります。以下の梱包は、破損や低評価につながりやすいため避けましょう。
- 濡れた新聞紙や湿った布を使う
- 臭いの強い布や汚れた端材を使う
- 商品を固定せず、隙間だらけのまま発送する
- 厚みを気にせず包み、ネコポスから宅急便扱いになって送料が上がる
- 見た目が雑で、受け取った相手が不快になる梱包
代用品はあくまで応急的な手段です。たまの発送なら十分ですが、繰り返し送るなら専用品を用意したほうが、結局はラクで安心できます。
こんな時は代用NG!プチプチなど専用緩衝材が安心な場面
代用品は便利ですが、すべての荷物に使えるわけではありません。ここでは、代用では危険な場面と、その理由を正直にお伝えします。送る前に必ず確認してください。
最も注意したいのは、梱包不備による破損です。フリマアプリでは、梱包が不十分だったことが原因の破損は、補償の対象外になる場合があります(2026年6月時点。条件は各サービスの公式情報をご確認ください)。
たとえば、1,000円で売れた食器が配送中に割れたとします。返品や返金になれば売上はゼロになり、送料と資材代も持ち出しになって赤字です。代用で数十円を節約したつもりが、かえって大きな損につながります。割れ物や精密機器は、最初から専用の緩衝材で守るのが結局お得です。
なお、厚みが出て送料区分が上がるのを避けたいときは、宅急便コンパクト(らくらくメルカリ便)が受け皿になります。送料450円+専用箱70円で、専用BOXは外寸20×25×高さ5cm(薄型は外寸24.8×34cm)です。重さ制限はありません。ただし専用箱は一度限りで、再利用はできません(2026年6月時点。料金・規格は改定される場合があります)。厚さ3cmを少し超える程度なら、ネコポスから宅急便コンパクトへ切り替えると、宅急便60サイズ(750円)より安く収まることがあります。
関連記事:宅急便コンパクトのサイズと料金・送り方
そこで、送るものに応じたおすすめを分岐表にまとめました。自分の荷物がどれに当てはまるかを確認してください。
| 送るもの | 代用でOK? | おすすめ |
|---|---|---|
| 軽い雑貨・衣類 | OK | 新聞紙・タオルで十分 |
| 食器・ガラス | NG | 食器用プチプチ袋 |
| PC・カメラなど精密機器 | NG | 帯電防止プチプチ |
| 高額品 | NG | プチプチ+ダンボールで二重保護 |
| 大量発送・サイズ自由 | NG | プチプチロール(自由カット) |
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袋は用途別(食器用・帯電防止)、ロールはまとめ買いで割安
用途別プチプチ袋を見る(食器用・帯電防止) →プチプチロールを見る(大量・自由カット) →用途に合わせて選べます。まとめ買いで1mあたりが割安に。

プチプチには、用途に応じた種類があります。一般的な2層タイプのほか、より厚手で衝撃に強い3層タイプ、静電気から精密機器を守る帯電防止タイプがあります。プチプチの構造や正式名称について詳しく知りたい方は、プチプチの正式名称とは?種類と選び方もご覧ください。
代用NGの荷物は、無理をせず専用品で守るのが安全です。
緩衝材を安く買うなら?100均・ホームセンター・ネット通販を比較
専用の緩衝材を使うと決めたら、次はどこで安く買うかです。ここでは、購入場所ごとの違いを整理して、コストを抑えるコツをお伝えします。
緩衝材の主な購入先は、100均、ホームセンター、ネット通販の3つです。それぞれに向き不向きがあります。
| 購入先 | 量・単価 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 100均 | 少量・割高 | たまにしか送らない人 |
| ホームセンター | 中量・標準 | すぐ欲しい人 |
| ネット通販 | 大量・割安 | 頻繁に送る・まとめ買いしたい人 |
100均はどんなとき向く?弱点もチェック
100均は、プチプチが小サイズ・少量で売られているため、たまにしか発送しない人には手軽な選択肢です。1個だけ欲しいときにすぐ手に入る点が魅力です。
一方で弱点もあります。1mあたりの単価で見ると割高になりやすく、まとめ買いには不向きです。在庫が安定せず、必要なサイズや帯電防止などの用途別タイプが置いていないこともあります。月に何度も送る人や、食器用・精密機器用といった用途で選びたい人には、量と単価の面で物足りません。
ホームセンターは、その日のうちに入手できるのが強みですが、扱うのは定番サイズが中心です。ネット通販は、ロール単位や用途別(食器用・帯電防止)の商品が選べ、10m以上のまとめ買いで1mあたりの単価が大きく下がります。頻繁に送る人ほど、通販でまとめて用意するのが割安です。
さらに、資材代だけでなく送料込みで考えると差が出ます。たとえばらくらくメルカリ便なら、集荷は1取引100円で頼めますが、ネコポスは集荷の対象外です(2026年6月時点)。資材の単価だけでなく、発送方法ごとの送料や集荷費まで見て、トータルで安く送る視点を持つと無駄がありません。
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緩衝材の代わりに関するよくある質問(Q&A)
最後に、緩衝材の代用でよく寄せられる質問にお答えします。本文で触れていない疑問を2つ取り上げます。
緩衝材なしで送るとどうなる?
緩衝材なしで送ると、配送中の衝撃で商品が破損するリスクが高まります。特に割れ物や精密機器は、緩衝材なしの発送は避けるべきです。
破損すれば返品や返金につながり、フリマでは低評価の原因にもなります。前述のとおり、梱包不備が原因の破損は補償の対象外となるケースもあります(2026年6月時点。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください)。少なくとも、商品が箱の中で動かないように隙間を埋める梱包は必ず行いましょう。
プチプチに裏表はある?どっち向きに包む?
プチプチには裏表があり、基本は凸(でこぼこ)面を内側にして商品を包みます。凸面を内側にすると突起が商品をやさしく支え、平らな面が外側になって見た目もきれいに仕上がります。
ただし、用途によって向きを変える考え方もあります。プチプチの構造や正式名称など、より詳しい内容はプチプチの正式名称とは?種類と選び方で解説しています。
まとめ:代用品と専用品を使い分けて、荷物を安全に送ろう
緩衝材は、家にあるもので代用できます。新聞紙やタオル、ビニール袋などをうまく使えば、軽い雑貨や衣類は十分に安全に送れます。最後に要点を振り返ります。
- 新聞紙・タオル・ビニール袋など、家にあるもので緩衝材の代用はできる
- 「衝撃吸収・固定・防水」の役割を満たせるかが、代用してよいかの判断基準
- 割れ物・精密機器・高額品・頻繁な発送は、専用のプチプチが結局お得
- 厚みで送料区分が上がると損(タオルの巻きすぎ等)。動かない最小限の厚みで包む
一方で、割れ物や精密機器、高額品、そして頻繁な発送には、専用のプチプチが安心です。梱包不備で商品が割れれば、売上も資材代も失う赤字になりかねません。さらに、タオルなどで包みすぎて厚さ3cmを超えると、ネコポス(210円)が宅急便60サイズ(750円)扱いになり、差額540円以上の損になります(2026年6月時点)。代用で十分な場面と、専用品を使うべき場面を見極めることが、損をしない梱包の近道です。
頻繁に送る方は、用途に合ったプチプチ袋やプチプチロールをまとめて用意しておくと、単価も下がって安心です。送る荷物に合わせて、代用品と専用品を上手に使い分けてください。
この記事で紹介したプチプチはこちら
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