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中東情勢でプチプチが手に入りにくくなる?EC事業者が今すぐ確認すべきこと

中東情勢でプチプチが手に入りにくくなる?EC事業者が今すぐ確認すべきこと

「プチプチが値上がりするって聞いたけど、本当?」——最近、EC担当者の間でこんな声が増えています。

きっかけは中東情勢の悪化です。2026年2月末以降、ホルムズ海峡の輸送が制限され、プラスチック系梱包資材の原料となるナフサの供給が不安定になっています。大手化学メーカーがすでに減産に動いており、4〜5月にかけて影響が本格化する可能性があります。

ただし「必ず品薄になる」と断言できる状況ではありません。この記事では、現時点で何が起きているのか・どの資材が影響を受けやすいのか・今できる備えは何かを整理します。

この記事でわかること
  • 中東情勢が梱包資材に影響する仕組み
  • プチプチ・テープなど「影響を受けやすい資材」と「受けにくい資材」の違い
  • EC事業者が今すぐ確認すべき3つのこと
  • 備蓄・まとめ買いの具体的な目安

なぜ今、梱包資材の供給が不安定になっているのか

梱包資材への影響は、次のような経路で起きています。

01
原油・ナフサの供給不安
ホルムズ海峡の輸送制限でナフサが不足

日本の原油輸入の約9割は中東に依存しています。ホルムズ海峡の輸送が制限されると、原油を精製して得られる「ナフサ」の調達が難しくなります。ナフサはポリエチレンなどプラスチックの基礎原料です。

三菱ケミカルが2026年3月よりエチレンプラントの減産を開始
02
プラスチック系資材への波及
ポリエチレン由来の梱包資材が影響を受けやすい

プチプチ(エアキャップ)・OPPテープ・ポリ袋・発泡シートはいずれもポリエチレン・ポリプロピレンを原料とします。ナフサが不足すると、これらの生産コストが上昇し、価格や供給量に影響が出る可能性があります。

4〜5月にかけてプラスチック製品の値上げ・出荷制限が本格化する見込み
03
燃油サーチャージの急騰
輸送コストが上昇し、仕入れ価格に転嫁される

DHL・FedEx・UPSなど主要物流会社の燃油サーチャージが2026年3月末時点で46%超まで急騰しています。輸送コストの上昇は最終的に商品価格に転嫁されるため、仕入れコスト全体が上がるリスクがあります。

国際物流の燃油サーチャージが週単位で上昇中(3月末時点46%超)

影響を受けやすい資材・受けにくい資材

すべての梱包資材が同じように影響を受けるわけではありません。原料の違いによって、リスクの大きさが異なります。

⚠️
特に注意が必要な資材

プチプチ(エアキャップ)・OPPテープ・ポリ袋・発泡シートはナフサ由来のポリエチレン・ポリプロピレンを原料とするため、供給不安の影響を直接受けやすい資材です。

梱包資材 影響リスク 理由
プチプチ(エアキャップ) 高い ポリエチレン製。ナフサ直接依存
OPPテープ・梱包テープ 高い ポリプロピレン製。同様に影響大
発泡シート・エアピロ 高い ポリエチレン・発泡スチロール系
ポリ袋・宅配ビニール袋 中程度 ポリエチレン製だが国内在庫あり
ダンボール箱 比較的低い 原料は古紙・木材パルプ。国内製造が主流
ボーカスペーパー(紙緩衝材) 低い 紙製のためナフサの影響を受けない

👉 ダンボールと紙緩衝材は比較的安定しています。一方でプチプチ・テープ類は今のうちに在庫を確保しておくことが安心です。

EC事業者が今すぐ確認すべき3つのこと

01
確認事項①
プチプチ・テープの現在の在庫量を把握する

まず手元の在庫が何日分あるかを確認しましょう。月間出荷数から逆算して「あと何週間分あるか」を数字で把握することが最初のステップです。感覚ではなく数字で管理することが重要です。

  • プチプチ(ロール・袋)の残量を確認する
  • 梱包テープの残量を確認する
  • 月間使用量から「残り何週間分か」を計算する
02
確認事項②
仕入れ先の在庫状況・納期を確認する

いつも使っている仕入れ先の在庫が潤沢かどうかを確認しましょう。品薄になってから発注しても、納期が延びて業務が止まるリスクがあります。複数の仕入れ先を持っておくことも有効です。

  • 現在の在庫状況・出荷リードタイムを確認する
  • 大量発注時の対応可否を確認する
  • 代替仕入れ先を1〜2社リストアップしておく
03
確認事項③
紙系緩衝材への切り替えを検討する

プチプチの代替として、ナフサの影響を受けない紙系緩衝材(ボーカスペーパーなど)への切り替えを検討するのも一つの選択肢です。コスト面でも紙系の方が割安なケースが多く、環境負荷の低減にもつながります。

ボーカスペーパーはプチプチより低コストで供給も安定している

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備蓄・まとめ買いの具体的な目安

「どのくらい備蓄すればいいか」の目安は、月間使用量の1.5〜2ヶ月分です。過剰在庫にならず、かつ万一の品薄にも対応できる量として、この範囲が現実的です。

資材 推奨備蓄量 備考
プチプチ(ロール・袋) 月間使用量の1.5〜2ヶ月分 特に優先度高。早めの確保を推奨
梱包テープ 月間使用量の1.5〜2ヶ月分 軽量で保管スペースを取らない
ダンボール箱 月間使用量の1〜1.5ヶ月分 かさばるため保管スペースを考慮
ボーカスペーパー 月間使用量の1〜2ヶ月分 プチプチの代替としても活用可

👉 保管スペースが限られる場合は、プチプチとテープを優先的に確保し、ダンボールは通常ロットのまま発注頻度を上げる方法も有効です。

まとめ:動けるうちに動くことが最大のリスクヘッジ

中東情勢による梱包資材への影響は、「必ず起きる」とも「起きない」とも言い切れない状況です。ただし、品薄・値上がりが起きてからでは手遅れになる可能性があります。

今できることは「現状把握→優先度の高い資材だけ備蓄→代替資材の検討」というシンプルな3ステップです。大げさな備蓄は不要ですが、プチプチとテープだけは早めに確認しておくことをおすすめします。

✦ 今すぐできる3ステップ ✦
  1. プチプチ・テープの現在庫を確認する
  2. 月間使用量の1.5〜2ヶ月分を目安にまとめ買いを検討する
  3. 紙系緩衝材(ボーカスペーパー)への部分的な切り替えを検討する

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※ 記事執筆時点(2026年4月)の情報をもとにしています。最新の在庫・価格状況はサイトにてご確認ください。